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シェッド水族館

ジョン・ブース商会

2017年4月28日 - アート、陶器、ジュエリー

ほとんどの最先端技術は、100年どころか1年も経たないうちに時代遅れになる。

しかし、イリノイ州中部の町エフィンガムでは、125年以上前に作られた製品が今でも世界最高級品とされている。1887年にカッティング・ブロック業界を実質的に創設したジョン・ブース社は、アメリカ製造業の草分け的存在であり、その主力製品であるブース・ブロック®は、誕生から1世紀以上経った今でも世界で最も洗練されたカッティング・サーフェスである。

当時、創業者のコンラッド・ブースは、エフィンガム周辺の森林地帯からスズカケノキを伐採し、製材所で加工した後、鍛冶屋に持ち込んで仕上げていた。地元の肉屋がコンラッドの独創的なデザインに感心し、自分の食肉市場で使えると気づいた。コンラッドの息子であるジョンは、遺産を作るチャンスだと考え、このアイデアを応用してオリジナルのブーズまな板を作った。

今日、ブースは年間数百万フィートの木材を使用している。持続可能な方法で伐採された北米産ハードロック・メープル材を使用し、一枚一枚の板を作るのに3日間もかかる。そのエレガントなデザインは、ボビー・フレイやエメリル・ラガスをはじめとするシェフが司会を務める人気料理番組でBoos Boardsを前面に押し出し、また非の打ちどころのない職人技は、世界中の5つ星レストランで当たり前のように使われている。

新進気鋭のシェフ、マーク・サッベもその一人で、彼の最新レストラン「マルケーザ」でBoosを独占的に使用する予定だ。ウェールズのアングルシーにあるケイト・ミドルトンの農家のキッチンでもBoosが使われており、公爵夫人がBoosのカッティングブロックを使ってジャムを作ったり、ウィリアム王子の大好物であるローストチキンを調理している姿が目撃されている。英国の王族でさえ、イリノイ・メイドを愛用しているのだ。

リンカーンの大統領就任からわずか26年後に創業したジョン・ブース社は、何世代にもわたってエフィンガムの定番であり、その職人技の遺産は、そこで育った工場労働者全員に刻み込まれている。ジョン・ブースの焼印から煙が立ちのぼるとき、そこに残るのは、この焼印が一生自分たちの台所で使われるものだという誇りだ。 

John Boos & Co.のショールームでは、Boos製品を使用したシェフのストーリーを見ることができる。ショールーム自体は日曜・祝日を除く毎日一般公開されているが、見学やデモンストレーションはリクエストに応じて行っている。 

イリノイの職人たちをご紹介します。 イリノイメイド.

野菜のまな板 野菜のまな板

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