
この公園の名前に「氷河」と入っているが、氷河を探すなら、1万2千年遅すぎる。
しかし心配はいらない。大草原、サバンナ、湿地帯、なだらかな丘陵地帯が混在する広さ3,400エーカーの公園だ。マクヘンリー郡自然保護地区の宝石へようこそ:グレイシャル・パーク
カメス氷河の贈り物
氷河公園は多様性に富み、見どころが多い。しかし、最も特徴的なのは、その一連のカメである。これらは、この州がどのように形成されたかを垣間見せてくれる。
カメを知らない?これが地質学の基本的なレッスンだ。氷河が溶けると、氷の窪みに大きな砂や砂利の堆積物が残る。氷がさらに溶けると、堆積物はマウンドとして定着した。それから数千年の間に、土が徐々に塚を覆い、草が生え、浸食作用で少しずつ削られ、今では亀の丘として知られる美しい公園がある。平坦な大草原に現れる丘は、ひときわ目を引く光景だ。景色を楽しむだけでなく、地質学的な好奇心も刺激するこの丘は、ハイキングコースのハイライトでもある。ありがとう、自然!
氷河公園ハイキング
氷河公園ではかなり簡単なハイキングで、見どころがたくさんある。約5マイルのトレイルがあり、部分的に歩くことも、ループとして歩くこともできる。氷河公園を最高の状態で見たいなら、ディアパス・ループ・トレイルを試してみよう。森林地帯、草原、サバンナ、大草原、湿地帯、沼地など、氷河期の名残を色濃く残す場所を巡る、セルフガイドの解説付きトレイルだ。ちょっとチャレンジしたい方は、高さ105フィートのキャメルバック・カメ(Camelback Kame)に登ってみましょう。
カヌー、カヤック、フィッシング ニッパーシンク・クリーク
フォックス・リバーに向かう途中、華麗に蛇行するニッパーシンク・クリークが公園を通過する。流れが緩やかなので、大草原や湿地帯をのんびりと漕ぎ、カメの群れを通り過ぎるのに最適だ。
バス、ブルーギル、チャネル・キャットフィッシュ、ウォールアイ、コイ、ブルヘッド、グリーン・マンボウなど、40種以上の魚がこの川を棲家としている。キーストーン・ロード・ランディングかパイオニア・ロード・ランディングでキャスティングができる。
川岸は野生動物の楽園でもある。アカエリクロウグイス、アオサギ、シラサギ、カワセミ、ツバメなどを見たり聞いたりできるかもしれない。これらはすべて、490エーカーにおよぶ公園の自然保護区のおかげだ。
公園の美しさを守る
何千年もの間、氷河公園では自然が魔法をかけてきた。しかし最近、人間のちょっとした介入が、氷河公園を最高の状態に戻し、それを維持している。
スタッフやボランティアは、外来植物を除去し、湿地帯を再生し、ニッパーシンク・クリークを自然の蛇行した道に戻すなど、この地域の自然を取り戻すことに全力を注いできた。
そのハイライトは、公園の中心にある自然保護区だ。ここは州絶滅危惧種に指定されている40種以上の動植物の保護区で、中でもカメや野生の七面鳥が生息している。アナグマ、ウッドチャック、カエル、ジャコウネズミなども見られる。鳥類も多い。この地域で渡り鳥が見られる5本の指に入る。秋の夕暮れ時には、何百羽もの渡り鳥を見ることができるだろう。
ロストバレー・ビジターセンター
もちろん、その前にロストバレー・ビジターセンターに立ち寄る価値はある。そこでは、公園の歴史についての展示や、地図やガイドを見たり、スノーシューを借りたりすることができる。
氷河公園での冬の楽しみ
氷河はとうの昔に姿を消したが、雪と氷は毎年冬に訪れる。その時、この公園はまったく違った個性を発揮する。スノーシューを履いて探検したり、クロスカントリースキーを楽しんだり、9マイルに及ぶトレイルをスノーモービルで走ったり、丘をそりで滑り降りることもできる。真っ白な景色を見渡せば、1万2千年前の光景が思い浮かぶかもしれない。