ノース・ユティカにあるイリノイ・スパークリング社は、ポップカルチャーを存分に堪能できる究極の場所と言われている。
イリノイ渓谷の比較的人を寄せ付けない土壌が、受賞歴のあるスパークリングワインを造るのに必要な、最も丈夫なブドウを育てる鍵になるとは誰が予想しただろうか?
創業者のマーク・ヴェンツェルと妻のテリは、この土地と骨の折れる職人技の組み合わせが、極上の発泡酒を造ることを知っていた。この中西部の厳しい土壌条件は、地元産のブドウのより弾力性のあるストックを確保し、最終的には町の人気者になることが確実な製品を生み出すことにもなった。スパークリングワインの製造工程は、気の弱い人には向かない。
マークとテリは、マークの祖父であるオーガスト・エンゲルハウプトが、一家で最初に農場を開いた粘土ローム土壌を耕した場所からすぐ近くの畑で、酸味の強いブドウを何年もかけて完成させた。幸運なことに、彼の祖父が最初に鍬を入れた地域の寒いイリノイの冬が重なり、彼らの白ブドウが育つ理想的な条件を提供している。
青リンゴとハチミツの香りに加え、歴史を感じさせるワインをお探しなら、エクストラ・ドライのブレンド786をお試しあれ。これは潜水艦USSイリノイ(2015年10月10日の潜水艦進水の命名もこの発泡酒のヴィンテージ)から取られた数字と同じだ。あるいは、洋ナシとラベンダーの香りを楽しめる、金賞、銀賞受賞の爽やかなスパークラー、人気のエクストラ・ブリュットに酔いしれるのもいい。ついでに、ミル・ストリートにあるテイスティング・ルームを訪れてみたり、シカゴの世界的に有名なPops for Champagneをはじめ、各地の一流レストランやバーのメニューを飾る最高級スパークリング・ワインを心ゆくまで試飲してみてはいかがだろう。
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