
イリノイ州ジュネーブのシェフ、アラン・ロビは、すべての芸術が壁に飾られるものではないことを証明している。食べるためのものだってあるのだ。
中西部の魅力とスウェーデンの伝統が混在するジュネーブは、その中心を流れるフォックス川がより牧歌的な雰囲気を醸し出す、趣のある静かな町だ。小さな個人商店が軒を連ねるその中に、パリで修業を積んだシェフ、アラン・ロビがオーナーを務めるペイストリー・パラダイスがある。

パティシエがチョコレートを使って何をすべきかという常識を覆し、ロビは文字通りスイーツを新たな高みへと導く。ロビは、「世界最大のチョコレート・ビルディング」(20フィート8インチ)、「世界一高い砂糖煮ビルディング」(12フィート10インチ)、「世界一長いキャンディーケーン」(なんと51フィート、900ポンドの砂糖で作られた)の3つのギネス世界記録を持っている。
しかし、世界記録を樹立するだけでなく、ロビは吹き砂糖で作ったユニークな彫刻でジュネーブに国際的な賞賛をもたらしている。ファイン・アートとお菓子の世界を融合させたロビは、温めた砂糖の繊細なシートを丹念に曲げ、どんな美術館にもあるような食べられるアートを創作する。

ロビはペストリーの世界で名を馳せ、数十年にわたるキャリアの中で20以上の権威ある料理賞を受賞した。しかし最近、彼の甘い作品を味わえるのはジュネーブだけだ。ジュネーブにお越しの際は、ぜひオール・チョコレート・キッチンに立ち寄って、ロビー・シェフの真にイリノイ・メイドな作品に目と舌鼓を打っていただきたい。
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